意外に知られていない「アボカド」の知識
原産地は中南米、クスノキ科の熱帯性常緑喬木。
古くから「生命の源」「森のバター」と言われるほどの高栄養食品で、獣肉に匹敵するほどの脂質(約20%)を含んでいますが、それは血中のコレステロール低下作用を持つ不飽和脂肪酸のオレイン酸、リノール酸、リノレン酸、パルミチン酸などから成っています。
ビタミンB 群・C (約30mg)・A・E (3mg)やスクワレンなどを含んでいます。こうした成分には皮膚の湿潤作用があり、肌のかさつきを防ぎ、髪のツヤをよくしてくれます。また、食物繊維を多く含んでいるので、毎日半個~1個食べると、便秘の解消に役立つでしょう。
タンパク質も、フルーツの中では最高の含有量を誇るので、成長期の子供のおやつとしても最適。フルーツなのに、「ご飯」や「しょうゆ」、「海苔」などとも相性がよく、脂肪が多いので、寿司種としても「とろ」と間遠うほどの旨さがあります。老人や病人の健康・保健食にも最適です。