意外に知られていない「パイナップル」の知識
パイナップル科。ブラジル原産。「pine(松)」と「apple(りんご)」の合成語で、外見が「松ぼっくり」に似ているところから付けられた名前。
1502年、ポルトガル人がヨーロッパのセントヘレナ島へ持ち込んだのが始まりで、アフリカ、インドなど全世界の亜熱帯へ広がりました。
糖分(ショ糖)が約10% と多く、ビタミンB1・B2・Cを多く含むので、新陳代謝を促進し、疲労回復に役立ちます。
クエン酸やマロン酸などの有機酸は胃液の分泌をよくし、食欲を増進してくれます。
た、タンパク分解酵素のブロメリンは、肉を柔らかくして消化を助けるので、肉料理と組み合わせて食べるとよいでしょう。
さらに、ブロメリンは肺、気管支の痰を分解し、出しやすくするので、風邪や気管支炎の時に食べると効果的です。
西洋医学の去疾薬「キモタブ」は、パイナップルだけから作られています。ただ、60度 以上の熱が加わると酵素作用がなくなるので、缶詰のパイナップルには「薬効」はありません。