意外に知られていない「しらうお」の知識
しらうお科。しらうお はさけますと近縁の魚で、しろうお(素魚) はすずきの親戚に当たるはぜ科の魚。
北海道以外の内海に生息しており、春になると産卵のために河口に集まってきます。
徳川家康は しらうお が大好物で、桑名(三重県) から しらうお を持ってこさせて隅田川に放流し、佃島の漁師がこの しらうお を家康に献上するため醤油で煮つめて作ったのが佃煮の始まり。ちなみに、格好のカルシウム補給源である「 しらす 」は、いわしやさばの稚魚を湯通しして乾燥させたもので、魚の名前ではありません。
しらうお のように高タンパク・高脂肪の魚を直火で焼くと発ガン物質( トリプP-1 ) が生成される心配がありますが、 ビタミンC がこれを解毒するので、しらうお にレモンや大根おろしを添えるとよいでしょう。