乾物食品の意外なほどのパワー食材の知識

乾物食品の意外なほどのパワー

昔の人は、つくづく賢かったんだなぁと関心します。ずっとむかしから、保存のためのフリーズドライ製法を発明していたのです。フリーズドライは、現代ではインスタントコーヒーをはじめ、携帯食、保存食として、お米や野菜などさまざまな製品に利用されているとおりです。近代的な製法でフリーズドライしているように思いますが、昔から日本の食卓にあがっていた高野豆腐はフリーズドライ製品のはしりです。
おそらく、理論よりも偶然に生み出されたものだとは思いますが、それを上手に利用した先人の知恵には感心します。
この高野豆腐をはじめとする切り干し大根、キクラゲ、干しシイタケ、カンピョウなどの乾物には、生活習慣病（成人病）を予防する効果のあることが最近の研究で明らかにされています。
鉄分、カルシウム、食物繊維をはじめとして種々のビタミンやミネラルを豊富に含む健康食品です。値段も一般的な家庭用のものならば安く、保存もきくので、いつでも台所においておきたい食品です。会合しかし、現在、天日干しの製品はほとんどなくなってしまったので、むかしと同じような栄養価を摂りたいとと思ったらひと工ほしいところです。
また、漂白剤を使用していることも考えられるので、購入するときには安全な商品を選ぶようにしないといけません。
煮物や炊き込みごはんに欠かせないのが、干しシイタケです。生のシイタケもさまざまな栄養があるが、干したものは味、香りとともにコクや旨味が増加します。しかし、現在ではほとんどが電気乾燥によるので、ビタミンD はほとんど含まれていません。そこで、手軽にビタミンDを増やす方法があります。使用する前に20分程日光に当てればよいのです。これでシイタケに含まれていたエルゴステロールから変化してできた、かなりの量のビタミンDが干しシイタケに含まれることになります。
キノコの食物繊維キング（干ししいたけ）と干しシイタケの食物繊維の豊富さが紹介されています。
ビタミンDは、骨にカルシウムが沈着するのを促すはたらきがあります。骨粗鬆症の人や、妊娠中の女性は、とくにこの一手間を必ず行いましょう。
そのほかにも、干しシイタケは、豊富な亜鉛などのミネラルを含み、血中のコレステロール値や血圧を下げたり、がんを予防する効果があります。
そして中華料理屋さんでよくお目にかかるキクラゲ。漢字では「木耳」と書く。人の耳の形に似ているからだという話が残っています。キクラゲも、実は立派なきのこの一種で、枯れ木にはえます。食物繊維が豊富で、とくに血中のコレステロールを下げるはたらきが強力です。動物性の脂肪と一緒にとるとコレステロール値を上昇させないのでお肉を食べるときに一緒に食べるのがおすすめです。その点、中華の妙めもの、煮物は理にかなっているということです。
カンピョウや切り干し大根は薬を使って漂白したものが多いので注意しなければいけません。漂白剤の毒性もさることながら、これらの品はまずく、味にこくがありません。カンピョウは白すぎないもの、切り干し大根は明るいあめ色のものを選んで購入するのがポイントです。カンピョウも切り干し大根も鉄分、食物繊維がともに豊富で不要なものを体外に排出しやすくしてくれます。日頃、便秘に悩む人は、薬にたよる前に試してみる価値は十分にあるでしょう。介護湯昔からのフリーズドライ食品である高野豆腐は、しみ豆腐、凍り豆腐ともよばれているが、もともとが大豆なだけに栄養豊富な食品です。人体の基礎代謝を促進したり、適度のリノール酸を含むのでコレステロールを溶解し、体外に排出しやすくしてくれます。味も淡白で何にでもあいます。値段も安く、工夫しだいでいくらでもおいしく食べられます。乾物は体にいい！これに間違いはありません。

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