食材の知識 月経前症候群(PMS)を改善する食事

意外に知られていない食材別の知識

食材イメージ

生理前にイライラしたり体調が悪いのは女性ホルモンが原因

意外に知られていませんが、女性と男性では腸の働きに違いがあります。

女性は男性に比べて便秘になりやすい傾向がありますが、それは女性ホルモンの影響が大きく影響しています。女性は、月経が近くなると、黄体ホルモンの分泌量が増えて、しばしば月経前症候群(PMS) になることがあります。これは、ホルモンが自律神経に作用しおて、頭痛や腰痛、便秘などの症状を引き起こすのです。かなり個人差があり、関節痛や腰痛、肩こり、手足の冷えなどの身体の不調を筆頭に、イライラや気力の低下、眠くなる、食欲が異常にわく、気持ちが落ち込むなどの精神面にも影響がでてくる方も多いです。

特にPMSの便秘に関しては、黄体ホルモンが腸管の平滑筋の運動を抑える働きがあるため、腸の動きを鈍らせてしまい便を押し出す力が弱まるのです。また黄体ホルモンは、水分や塩分を身体に溜め込むように指令を出すため、腸からいつもより多めに水分を吸収してしまいます。その結果、便が硬くなり、さらに排便が困難になりやすいのです。

ただPMSやそれに伴う僚秘症状は、食事や生活習慣のセルフケアによって軽減することが可能です。

まず食事面ですが、水分はいつもより多めを心がけましょう。そして塩分を抑えて、カルシウムやマグネシウムを豊富に含む食材を積極的に摂りましょう。

現代人が必要とするミネラル「カルシウム」「マグネシウム」はにがりで補える

カルシウムとマグネシウムのバランスのよい食材を紹介しましょう。

まず、ごま。ごまはカルシウムとマグネシウムのバランスがよい食材の代表格です。ごはんにパラパラッと足してもよいですし、お味噌汁やスープに入れてもいいですね。

ゴマリグナンの強力な抗酸化作用

さらに貝類にもカルシウムやマグネシウムが多く含まれているので、おすすめです。特にレモン汁などビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップ。またしらすにはビタミンDも含まれ、効率的なカルシウムとマグネシウムの吸収が可能です。さらに大豆製品の中でも特に豆腐にはにがり成分であるマグネシウムが豊富です。

マグネシウムとカルシウムの食べ方のポイントはバランスです。そのバランスが悪いと身体に影響があることがわかっています。特にカルシウムを摂りすぎると、マグネシウムが体外に排出されやすくなるので注意してください。また吸収率を考えるならビタミンCやビタミンDを含んだ食品と一緒に摂るのがおすすめです。

PMSや体調を見極めて食生活を改善するのも、女性の腸内環境を整えるためには必須です。

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